保安技術レポート(一般公開)
レポート内容
雷事故およびその対策等
《要約》
電気設備の雷事故対策をまとめた技術資料です 。
- 雷事故のメカニズム: 雷断線は雷の熱ではなく、がいしのフラッシオーバに起因する商用短絡電流(続流)の熱で発生します 。
- 耐雷対策の考え方: 避雷器(LA)はサージ過電圧を制限し、続流を遮断して自復する機能を持っています 。LAの保護範囲は進行波の伝播速度から約400m(両側200m)です 。また、LAの接地は変圧器のB種接地と連接(共用)する方が、電位上昇分が印加されず保護効果を高められます 。
- 区分開閉器(PAS)の雷対策: 自家用引込口のPASはサージ変異点で雷害を受けやすいため 、最も望ましい対策として避雷器と操作用変圧器(VT)を一体化して電位差をなくした「VT・LA内蔵PAS(一点接地)」の採用を推奨しています 。なお、直撃雷時は第1柱のLAだけではキュービクル側の保護に限界があるため、キュービクル内へのLA設置や、最短距離の接地線施工が有効です 。






